業務別ROI辞典 /案件管理

優先度 5 分けて使う

進捗は分かるが、背景が分からない

ステータスは更新されているのに、なぜそうなっているかがどこにもない状態。まるごと移すとROIが悪化しやすく、分けて使うのが正解になりやすい領域。

  • ステータスは更新されているが、なぜ止まっているかが書かれていない
  • 引き継ぎのたびに、前任者に電話することになる
  • 案件のメール・資料・メモが3か所以上に分かれている
  • 「言った / 言わない」を確かめるのに、チャットを遡っている

削減できる時間と、その金額換算

下の人数と時間は仮置きの初期値です。 実測値ではありません。自社の数字に書き換えると、その場で計算し直します。

入力した内容はブラウザの中だけで計算され、送信されません。

削減率は業務ごとに固定しています(下の内訳に表示)。 これは「Notionに集約しても完全にはゼロにならない」ことを織り込んだ値です。

408,000円

年間・人件費換算(税別)

削減できる時間 月 14 時間
月あたりの削減額 34,000円
案件の経緯を調べ直す時間 現状 月20時間 × 削減率 50% 25,000円
引き継ぎ・共有のための説明時間 現状 月9時間 × 削減率 40% 9,000円

この金額にはNotionのライセンス費・構築費・移行工数は含まれていません。 差し引いた投資回収期間は ROIシミュレーター で計算してください。

項目 初期値 削減率 その率を置いた理由
案件の経緯を調べ直す時間 10 分 / 人・日 = 1人あたり 月3.3時間 50% roi.ts の情報探索削減率(50%)と同じ値。既存ツールとの往復が残るため、これ以上は見込まない。
引き継ぎ・共有のための説明時間 90 分 / 人・月 = 1人あたり 月1.5時間 40% 「このページを読んで」で済む分を4割。対面での補足は必ず残るので、控えめに置いている。
人件費の時給換算 2,500円 / 時(稼働 20日 / 月)

初期値は実測値ではなく、計算を始めるための仮置きです。当社の導入実績にもとづく数字ではありません。 削減率は「集約しても残る作業」を差し引いた値として置いており、 いずれも上振れさせない方向で設定しています。

何を移して、何を残すか

金額・ステータス・承認といった「固い部分」は既存ツール、経緯・判断理由・次の一手という「柔らかい部分」はNotion。まるごと移すと事故る。

Notionに移す
  • 案件の背景メモ・打ち合わせ議事録
  • 決まったことと、その理由
  • 次のアクションと担当
  • 過去に似た案件へのリンク
いまのツールに残す
  • 金額・受注ステータス・請求など、集計対象になるデータ(既存ツール)
  • 見積・発注の承認フロー
  • レコード単位で見せる範囲を分けている情報

自社の業務がどちらに寄るかは 移行可否チェックリスト で6問に答えると判定できます。

  1. 既存ツールのレコードURLを貼るだけのNotionページを、1案件ぶん作る
  2. そこに「経緯」「決まったこと」「次の一手」の3見出しだけ置く
  3. 打ち合わせのたびに3行足す運用を2週間試す
  4. 引き継ぎのとき、そのページだけ渡して足りるかを確かめる
  5. 足りた場合だけ、他の案件に広げる
  • この領域は「分けて使う」が正解になりやすい。まるごと移すと、承認や権限で確実に困る。
  • 既存ツールとNotionの両方に同じ項目を作ると、二重管理が増えて逆効果になる。
  • まず1案件で試してから広げる。全案件を同時に移すのは避ける。

以下は上の試算には含めていません。金額換算しにくいものを混ぜると、ROIの数字が使えなくなるためです。

  • 引き継ぎが「電話しないと分からない」から「読めば分かる」に変わる
  • 判断の理由が残るので、あとから経緯を検証できる
  • 担当が抜けたときの立ち上がりが速くなる

削減できる時間はあるが、既存ツールとの分担設計を間違えると二重管理が増える。他の4領域で運用が固まってから着手した方が安全。