業務別ROI辞典 /ナレッジ管理

優先度 2 Notionに移す

「あれ、どこだっけ」に消えている時間

過去の判断・経緯・ノウハウが人の頭とチャットログに散っている状態。探す側と聞かれる側の両方に時間がかかる。

  • 「前に似た案件あったよね」の答えが、担当者の記憶にしかない
  • 探し方を知っている人に質問が集中し、その人が休むと業務が止まる
  • 見つかっても、それが最新版かどうか判断できない
  • 退職・異動のたびに、同じ調べ直しが発生する

削減できる時間と、その金額換算

下の人数と時間は仮置きの初期値です。 実測値ではありません。自社の数字に書き換えると、その場で計算し直します。

入力した内容はブラウザの中だけで計算され、送信されません。

削減率は業務ごとに固定しています(下の内訳に表示)。 これは「Notionに集約しても完全にはゼロにならない」ことを織り込んだ値です。

960,000円

年間・人件費換算(税別)

削減できる時間 月 32 時間
月あたりの削減額 80,000円
自分で情報を探している時間 現状 月40時間 × 削減率 50% 50,000円
人に聞く/聞かれて答える時間 現状 月20時間 × 削減率 60% 30,000円

この金額にはNotionのライセンス費・構築費・移行工数は含まれていません。 差し引いた投資回収期間は ROIシミュレーター で計算してください。

項目 初期値 削減率 その率を置いた理由
自分で情報を探している時間 12 分 / 人・日 = 1人あたり 月4.0時間 50% roi.ts の情報探索削減率(50%)と同じ値。検索が効くようになっても、読んで判断する時間は残る。
人に聞く/聞かれて答える時間 6 分 / 人・日 = 1人あたり 月2.0時間 60% 「URLを返して終わり」に置き換わる分を6割。判断が要る質問は残るので、ゼロにはしない。
人件費の時給換算 2,500円 / 時(稼働 20日 / 月)

初期値は実測値ではなく、計算を始めるための仮置きです。当社の導入実績にもとづく数字ではありません。 削減率は「集約しても残る作業」を差し引いた値として置いており、 いずれも上振れさせない方向で設定しています。

何を移して、何を残すか

探すのに時間がかかっている情報ほど、Notion側に置く価値が高い。逆に、探さなくても済んでいる情報は移しても効果が出ない。

Notionに移す
  • なぜそう決めたかという判断の理由と経緯
  • 過去案件の背景メモ・議事録
  • 用語集・社内ルール・略語の意味
  • 「この作業はこの人に聞く」という担当の地図
いまのツールに残す
  • 契約書・図面・大きな資料のファイル本体(既存のドライブに置いたままリンクで参照する)
  • 個人情報を含む記録(行単位で見せる範囲を分ける必要があるもの)
  • 法令で保存期間や様式が決まっている書類

自社の業務がどちらに寄るかは 移行可否チェックリスト で6問に答えると判定できます。

  1. 「同じことを2回以上調べた」記憶があるテーマを5つ書き出す
  2. 1テーマ1ページで、いまわかっていることだけ書く(完璧にしない)
  3. チャットで同じ質問が来たら、答えずにページのURLを返す
  4. URLを返せなかった質問は、その場でページを1つ増やす
  5. 1ヶ月後、URLで返せた比率を見る
  • 正解の置き場所を決めずに書き始めると、二重管理が1か所増えるだけになる。
  • 「全部移す」ではなく「よく聞かれる順」に限定する。使われないページの移行はコストにしかならない。
  • 書きっぱなしで更新されないページは、あとで判断を誤らせる。最終更新日を必ず表に出す。

以下は上の試算には含めていません。金額換算しにくいものを混ぜると、ROIの数字が使えなくなるためです。

  • 担当者の休みや退職で業務が止まらなくなる
  • 判断の根拠が残るので、同じ失敗の再発が減る
  • AIに読ませられる状態になり、要約・検索・改善提案の土台ができる

削減できる時間の総量が最も大きい領域。ただし「何をどこに置くか」を先に決めないと、散らかる場所が1つ増えるだけになる。