Compare

Notion vs kintone / Excel
/ Drive / Slack

「どれが優れているか」ではなく「どの業務をどこに置くとROIが出るか」で並べました。機能ではなくコストと時間で比べます。

比較軸 Notion kintone Excel / スプレッドシート Google Drive Slack / Chatwork
月額費 ユーザー課金。単価は低め。閲覧だけの人をゲスト共有に逃がしやすい。 ユーザー課金。使う人も見るだけの人も同じ単価がかかる。 Microsoft 365 / Google Workspace に含まれることが多く、追加費用は出にくい。 ストレージ課金。容量が増えるまでは安い。 ユーザー課金。無料プランだと過去ログが見られなくなる。
構築費 テンプレートなら1〜5万円。構築代行でも範囲を絞れば15万円前後から。 アプリ単位なら自社で作れる。業務全体の設計を外注すると数十万円規模。 ほぼゼロ。ただし作った人しか直せないファイルが生まれやすい。 ゼロ。フォルダ構成の設計をしないと後から効いてくる。 ゼロ。
改修費・改修待ち 現場の担当者が自分で直せる範囲が広い。ルールがないと崩れる。 JSカスタマイズを重ねると外注依存になり、リードタイムが数週間になる。 作成者に依存。退職すると誰も触れないファイルが残る。 該当なし。 該当なし。
情報探索時間 文章・データ・手順が同じ場所にあり、横断検索が効く。ここが最大の削減源。 アプリを選んでからレコードを探す2段階。手順書は別の場所にある。 ファイル名と置き場所を知っている人しかたどり着けない。 検索はできるが、どれが最新版かの判断がつかない。 過去ログを遡る作業が発生する。実質、探せない。
二重管理コスト 集約先として使える。ただし「正解の置き場所」を決めないと増やすだけになる。 入りきらない情報がExcelやドライブにあふれ、二重管理の起点になりやすい。 コピーが増える。どれが最新か分からなくなる代表格。 同じ資料の版が並ぶ。 決まったことが流れて消え、結局どこかに書き直される。
現場定着 見る用途から入れるので抵抗が少ない。設計しないと放置される。 入力項目が多いと「報告のための作業」になり、入力されなくなる。 慣れているので定着はする。ただし属人化する。 置くだけなら定着する。整理はされない。 最も定着する。ただし資産にならない。
AI活用しやすさ マニュアル・議事録・FAQ・案件履歴が同居し、判断の背景が文章で残る。 データは構造化されているが、判断の背景がレコード外にあり文脈が足りない。 数値は読めるが、なぜその値かは分からない。 ファイル単位。横断的に読ませるには設計が要る。 断片的で、文脈の再構成が難しい。
監査・権限 ページ単位の権限。行単位の厳密な出し分けは苦手。 レコード単位・フィールド単位まで制御でき、操作ログも残る。 ファイル単位。実質、管理不能。 ファイル・フォルダ単位。 チャンネル単位。

※ 2026年8月時点の公開情報と一般的な運用にもとづく整理です。プラン・契約形態により実際の条件は変わります。

ツール別:残すもの / 移すもの

いま使っているツールをやめる必要はありません。ROIが出るのは、移すべき情報だけを移したときです。

ツール そのまま残す Notionに移す ROIが出るポイント
kintone 申請・承認フロー、レコード単位の権限管理、数千件以上の集計データ、監査ログが必要な業務 マニュアル、FAQ、案件の背景メモ、日報、社内ポータル、閲覧中心のメンバーが見る情報 閲覧中心のユーザーをNotion側に寄せると、ライセンス数そのものが減る。ここが最大の削減源。
Excel / スプレッドシート 複雑な計算式・マクロを使った集計、大量行のデータ処理、会計や請求の元データ 一覧・進捗管理・チェックリストとして使っているシート、手順を書いたシート 「どれが最新か分からない」が消えることによる時間削減。ライセンス費は下がらない。
Google Drive / 共有フォルダ ファイル本体(PDF・画像・動画・契約書)の保管 Wordで書かれた手順書、議事録、社内ルール、FAQ ファイルはDriveのまま、Notionからリンクで参照するのが最も安い。移すのは「文章」だけ。
Slack / Chatwork / LINE 流れてよい連絡、急ぎのやりとり、雑談 決まったこと、判断の理由、繰り返し聞かれる質問 チャットをやめる必要はない。「決まったことだけNotionに1行」の運用で、探す時間が消える。

Notionを入れたら、いまのツールは解約できる?

全部は解約できません。承認フロー、行単位の権限管理、大量データの集計、監査証跡が必要な業務は 既存ツールに残してください。ライセンス数を減らせるのは、閲覧中心のメンバーをNotion側に寄せられた場合です。

ROIはどこで出る?

最も大きいのは情報探索時間の削減です。月額費の差より、1人あたり1日15分の 「探す時間」が半減することの方が、金額として大きくなるケースがほとんどです。 次が二重管理の解消、その次がライセンス費の削減。 自社の数字はROIシミュレーターで概算できます。

構築代行にいくら払うべき?

年間削減額で割って、回収期間が12ヶ月以内に収まる金額が目安です。 年間60万円の削減が見込めるなら、初期投資60万円で回収期間は12ヶ月。 回収に2年以上かかる見積なら、範囲を絞るかテンプレートで小さく試すべきです。