業務別ROI辞典 /FAQ・問い合わせ対応

優先度 1 Notionに移す

同じ質問に、何度答えているか

同じ問い合わせに毎回ゼロから答えている状態。書いた瞬間にナレッジになるので、最も小さいコストで始められる領域。

  • 同じ問い合わせに、毎回ゼロから回答文を書いている
  • 回答の中身が担当者ごとに違い、あとで食い違いが出る
  • 過去の回答はチャットに流れていて、再利用できない
  • 判断に迷う質問は、結局いつも同じ人に回ってくる

削減できる時間と、その金額換算

下の人数と時間は仮置きの初期値です。 実測値ではありません。自社の数字に書き換えると、その場で計算し直します。

入力した内容はブラウザの中だけで計算され、送信されません。

削減率は業務ごとに固定しています(下の内訳に表示)。 これは「Notionに集約しても完全にはゼロにならない」ことを織り込んだ値です。

268,000円

年間・人件費換算(税別)

削減できる時間 月 9 時間
月あたりの削減額 22,333円
同じ内容の回答を書き直している時間 現状 月6時間 × 削減率 60% 9,000円
回答の根拠を探している時間 現状 月11時間 × 削減率 50% 13,333円

この金額にはNotionのライセンス費・構築費・移行工数は含まれていません。 差し引いた投資回収期間は ROIシミュレーター で計算してください。

項目 初期値 削減率 その率を置いた理由
同じ内容の回答を書き直している時間 90 分 / 人・月 = 1人あたり 月1.5時間 60% テンプレート化できる分をゼロにし、案件ごとの差分だけ書く前提で 6割。完全にゼロにはならないので4割は残す。
回答の根拠を探している時間 8 分 / 人・日 = 1人あたり 月2.7時間 50% roi.ts の情報探索削減率(50%)と同じ値を使用。検索で当たるようになっても、判断そのものの時間は残る。
人件費の時給換算 2,500円 / 時(稼働 20日 / 月)

初期値は実測値ではなく、計算を始めるための仮置きです。当社の導入実績にもとづく数字ではありません。 削減率は「集約しても残る作業」を差し引いた値として置いており、 いずれも上振れさせない方向で設定しています。

何を移して、何を残すか

問い合わせの「答え」と「判断の根拠」はNotion向き。顧客情報そのものや、期限管理が必要なチケットは既存システムに残す。

Notionに移す
  • よくある質問と、その回答テンプレート
  • 判断が分かれたケースと、そのとき何を基準に決めたか
  • 「この場合はエスカレーション」の線引き
  • 過去の回答履歴(顧客名を伏せた形で)
いまのツールに残す
  • 顧客の個人情報・契約情報(専用システム側で権限管理する)
  • 期限や対応漏れを管理するチケット(ステータス管理が主目的のもの)
  • 監査で提出を求められる対応記録

自社の業務がどちらに寄るかは 移行可否チェックリスト で6問に答えると判定できます。

  1. 直近1ヶ月の問い合わせを一覧にして、同じ内容をまとめる
  2. 件数の多い上位10件だけ、FAQページを作る(それ以上は作らない)
  3. 回答するときは、FAQのURLを貼って差分だけ書く運用に変える
  4. 新しい質問が来たら、回答したその場でFAQに1行足す
  5. 1ヶ月後、同じ質問が何回来たかを数える
  • 網羅しようとして100件のFAQを作ると、書ききる前に力尽きる。上位10件で止める。
  • 顧客名や個人情報をそのまま貼ると、権限設計をやり直すことになる。最初から伏せて書く。

以下は上の試算には含めていません。金額換算しにくいものを混ぜると、ROIの数字が使えなくなるためです。

  • 回答の品質が担当者によってブレなくなる
  • 新しく入った人が、過去の判断基準を読んで追いつける
  • AIに読ませたときに、根拠つきで答えられる状態になる

回答を書く作業とナレッジを書く作業が同じなので、追加の工数がほぼ発生しない。最初に着手する対象として最もコストが薄い。