業務別ROI辞典 /日報・週報

優先度 4 Notionに移す

書くのに時間がかかり、読まれない日報

効果が出るのは「書く時間の短縮」ではなく「集計の自動化」と「詰まりの早期発見」。書く時間だけを見ると効果は小さい。

  • 書式が自由すぎて、書く人が毎回何を書くか悩んでいる
  • 提出されたあと、誰も読み返していない
  • 集計するために、管理者が手で別のシートに転記している
  • 「詰まっている」という報告が、手遅れになってから届く

削減できる時間と、その金額換算

下の人数と時間は仮置きの初期値です。 実測値ではありません。自社の数字に書き換えると、その場で計算し直します。

入力した内容はブラウザの中だけで計算され、送信されません。

削減率は業務ごとに固定しています(下の内訳に表示)。 これは「Notionに集約しても完全にはゼロにならない」ことを織り込んだ値です。

631,500円

年間・人件費換算(税別)

削減できる時間 月 21 時間
月あたりの削減額 52,625円
日報を書く時間 現状 月48時間 × 削減率 35% 42,000円
集計・転記の時間 現状 月5時間 × 削減率 85% 10,625円

この金額にはNotionのライセンス費・構築費・移行工数は含まれていません。 差し引いた投資回収期間は ROIシミュレーター で計算してください。

項目 初期値 削減率 その率を置いた理由
日報を書く時間 12 分 / 人・日 = 1人あたり 月4.0時間 35% 項目を絞りテンプレート化することで3.5割。書く行為そのものは残るので、削減率は他より低く置いている。
集計・転記の時間 300 分 / 人・月 = 1人あたり 月5.0時間 85% 手作業の転記はデータベース化でほぼ消える。ビューの調整や例外対応が残るため、8.5割にとどめている。
人件費の時給換算 2,500円 / 時(稼働 20日 / 月)

初期値は実測値ではなく、計算を始めるための仮置きです。当社の導入実績にもとづく数字ではありません。 削減率は「集約しても残る作業」を差し引いた値として置いており、 いずれも上振れさせない方向で設定しています。

何を移して、何を残すか

日報の内容と集計はNotion向き。勤怠・労働時間の記録は法令対応が絡むので専用システムに残す。

Notionに移す
  • 日報のフォーマットと、提出された記録そのもの
  • 「詰まっていること」だけを集めたビュー
  • 日報から拾った改善ネタの一覧
いまのツールに残す
  • 勤怠・労働時間の記録(法令対応が必要なので専用システム)
  • 人事評価に直接使う記録(権限を厳密に分ける必要がある)

自社の業務がどちらに寄るかは 移行可否チェックリスト で6問に答えると判定できます。

  1. 日報の項目を3つに絞る(やったこと/詰まっていること/明日やること)
  2. データベースにして、日付と担当者で自動的に集計されるようにする
  3. 「詰まっていること」だけを毎朝見るビューを作る
  4. 1ヶ月運用して、誰も読んでいない項目を消す
  5. 転記作業がゼロになったかを、集計担当者に確認する
  • 項目を減らさずにツールだけ変えても、書く時間は減らない。先に項目を削る。
  • 「読まれない日報を、読まれないまま移す」のは移行工数の無駄。読む人と読む目的を先に決める。
  • 書く時間の削減率は控えめに置いている。ここを過大に見積もると試算全体が崩れる。

以下は上の試算には含めていません。金額換算しにくいものを混ぜると、ROIの数字が使えなくなるためです。

  • 詰まりが早く見つかり、手遅れになる前に手を打てる
  • 集計担当者の作業が定型作業からレビューに変わる
  • 日々の記録が、あとから振り返れる資産になる

集計担当者の転記作業が丸ごと消えるので、その1人分の効果は大きい。ただし全社の削減総額としては上位3つより小さくなりやすい。